こんにちは。音楽と日常をつなげて書くブロガーです。
今日は“ポエトリー・リーディング”という唯一無二のスタイルで、今も多くのリスナーの心を揺さぶり続ける 不可思議/wonderboy の代表曲をまとめました。

一度聴けば、ただの“ラップ”という枠を超えた、言葉の力と生き方そのものが流れ込んでくるような感覚に襲われます。

彼の言葉はラップでありながら歌詞が詩のような哲学的な内容になっており聴いてると小説を読んでいるかのような感じになってきます。

日常に潜む想いを、聴く人の胸にそのまま落としてくれます。

1986年12月30日生まれで2011年6月23日に24歳の若さで不慮の事故により彼は亡くなってしまいました。

1. Pellicule

ファンなら誰もが真っ先に挙げるであろう名曲。
切ないピアノリフとともに流れるリリックは、友との会話や将来への不安をそのまま音に閉じ込めたよう。
聴き終わったあと、ふと夜空を見上げたくなるような一曲です。
淡々とした日常会話のような歌詞が、聴き進めるほどに切なく、そして生々しい。
「当たり前の日常が、いつか突然終わってしまうかもしれない」――そんな儚さを見事に描いています。

2. 生きる

谷川俊太郎の詩をもとに、不可思議/wonderboyが再構築した渾身の一作。
詩とラップの境界線を軽々と越え、聴く者の胸に“生きるとは何か”を問いかけてきます。
音楽を超え、文学としても評価される彼の真骨頂。

Youtubeに色んなリミックスがアップされてますがこちらの曲がめちゃくちゃ好きなのでこちらをお勧めします。

最近気づいたのですがこのライブバージョンでトラックに使われてる曲は

トラックメイカーとして人気の”Nujabes”さんの”Reflection Eternal”という曲が使われてます。

それがめちゃくちゃ合っててそこにラップを乗せる不可思議さんが天才的だと思いました。

3. 世界征服やめた

タイトルからしてインパクト抜群。
大げさな夢を語りながら、実は「小さな日常の幸せ」を描いているところにグッときます。

社会人になりサラリーマンを辞める理由を探して葛藤を歌詞にしている曲です。

2025年には俳優やアーティストとしても有名な北村匠海さんが、初めてこの曲からインスピレーションを受けて短編映画の脚本・監督を務めた映画も出ています。

一個目の曲はdaokoさんと歌っているバージョンです。

二個目の曲は相対性理論さんの”バーモントキッス”に乗せて歌われてます。

4. 銀河鉄道の夜

宮沢賢治の名作から着想を得た楽曲。
“宇宙”というスケールを背景にしながらも、描かれているのは極めて人間的な寂しさと希望。
遠距離恋愛や孤独を抱える人の心を、そっと代弁してくれるような一曲です。

遠距離恋愛を男性目線からの想いと女性目線からの想いを歌う切ない曲です。

ありふれた事や当たり前のことの大切さを考えさせられます。

5. いつか来るその日のために

焦りや取り残され感を、正面から歌った曲。
それでも最後には「それでも前を向こう」と背中を押してくれる。人生の岐路で聴きたい一曲です。

いつか来るその日のために今してる意味がなさそうな事も後々に繋がっていくという現状に迷ってる方に寄り添ってくれる曲だと思います。

まとめ:言葉が生き続けるアーティスト

不可思議/wonderboyの楽曲は、決して派手さで心を掴むものではありません。
むしろ“誰もが抱える弱さや葛藤”をそのまま言葉にするからこそ、深く刺さり、聴く人の人生に寄り添ってくれるのです。

まだ聴いたことがない方は、ぜひ今回紹介した5曲から入ってみてください。
きっと、あなたの心に「消えない言葉」が残るはずです。

20代の悩みや葛藤の歌詞が多いので若い人には刺さりまくると思います。

30、40代の不可思議/wonderboyさん目線の世界観の曲も聴きたかったです。

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